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ドーモ!ぬま畑です!
このブログは休止中なのですが、ネットでGeminiのNano-bananaが凄い凄いって騒がれてるので緊急でブログを書いています!!(あれ?何処かで聞いたようなセリフ・・・)
突然ですが、ゲーム好き=スーパーロボット大戦(スパロボ)ファンである皆さんであれば、その緻密なオリジナル設定に胸を躍らせたご経験が一度はあるのではないでしょうか?(※勝手に定義づけ)
いや、経験ありますよね大いに。
特に「SRX計画」は、ロマンに溢れておりますよね?
R-1、R-2パワード、R-3パワードが合体してSRXになる。その周辺にはR-GUNといったRWシリーズ(Rウェポンらしいですね)も存在します。
そんな中、設定上は存在するものの、ゲーム本編ではその姿を見せなかった機体があるのをご存知でしょうか?
・・・それが「R-SWORD」ですね。
R-GUNがSRXの射撃武器(HTBキャノン/天上天下一撃必殺砲)に変形するのに対し、R-SWORDはSRX用の大型剣「重力剣Gソード」に変形する機体として計画されていました。
この設定だけでもワクワクしますけど、後に開発が早まったヒュッケバインMk-III用のAM(アーマード・モジュール)パーツ、「AMボクサー」に計画が改修された・・・という経緯があります。(まぁこれはもうご存知ですよね?)
そこで今回の本題、【もし計画通り「R-SWORD」が完成していたら、どのような姿だったの?】ということですね!
これについて、生みの親である寺田貴信さんは過去にこのようにおっしゃっています。
『じゃあ、R-SWORDが計画通りに作られたとしたら、どんな形になったいたのか…という話ですが。設定画はラフも存在していないんですが、素体+プラスパーツ(後のAMボクサー)の組み合わせで、素体はR-1とヒュッケバインの中間みたいな形状でR-GUNの意匠も少し……みたいな感じでしょうか。R-SWORD自体も剣やトンファーなど接近戦用武器を使った攻撃を得意とし、R-GUNパワードと同じくフル装備だとR-SWORDパワードという名前になる』
「R-1とヒュッケバインの中間」「R-GUNの意匠」「プラスパーツ(AMボクサー)を装着してR-SWORDパワードになる」。
これが必須と。
・・・なるほど、こんなロマン溢れる機体、ぜひ見てみたいものです!!
そこで僕は、最新の画像生成AであるI「Nano-banana」に、この幻の機体「R-SWORD」と「R-SWORDパワード」を作らせてみることにいたしました!!
【プロンプト①】 最初の挑戦
さてさてさーて、まずはAIに、僕が知る全ての情報を伝えました。
以下の{参考情報}(※上記の寺田氏のツイート内容と機体設定)とアップロードした画像を元に、設定上しか存在しない「R-SWORD/R-SWORDパワード」を出力してください。 最も重要なところは、
『素体+プラスパーツ(後のAMボクサー)の組み合わせで、素体はR-1とヒュッケバインの中間みたいな形状でR-GUNの意匠も少し』
という部分です。上記を確実に守って作成してください。
同時に、参考画像として以下の4点をアップロードいたしました。
- R-1 (素体のベース①)
- ヒュッケバイン (素体のベース②)
- R-GUN (意匠を取り入れる対象)
- AMボクサー (これが「プラスパーツ」であり、「R-SWORDパワード」の鍵となります)
これでOKなはずです。
Nano-bananaなら、この「中間」と「装着」という概念を理解して、R-SWORDとR-SWORDパワードを見せてくれるだろう・・・そう期待していました!!Σ(゚Д゚)
期待が膨らみに膨らんで・・・いざ!!!!
【結果①】 0点。指示が全く伝わっていませんでした

生成された画像は、お世辞にも指示を守ったとは言えないものでした・・・orz
そもそもそれ・・・R-1やんけ!!
でも、悲しいかな、これがかっこいいんですよね・・・でも、今回の主旨として、R-SWORDを作れと言ってるので0点ですし、そもそも却下。かっこいいけど却下です!!
兎にも角にもAIが全く理解していないようでした・・・(ノД`)
【再チャレンジ】これをご覧いただければお分かりになるかと…
AIは「AMボクサーを装着する」というイメージが掴めていないようでした。
そこで、これ以上ないヒントを提示することにしました。AMボクサーがヒュッケバインMk-IIIと合体した姿を見せれば良いんだ!そうだ**「ヒュッケバインボクサー」**の画像を渡すんだ!画像をアップロードして・・・
書き出したプロンプトも少し怒りを含めつつ・・・
AMボクサーを装着したイメージ(あくまでイメージ)をアップします。これがわかりますか?伝わりませんか?
※注:プロンプト原文は感情的な表現を含んでおりましたが、ここでは便宜上、元の意図を汲んで記載しております。
提示した画像は、まさに「AMボクサーという巨大な外装(プラスパーツ)の中に、ヒュッケバイン(素体)が収まっている」状態を示すものです。
これを見れば、AIも「なるほど、R-SWORDパワードとは、R-SWORD(素体)がAMボクサー(プラスパーツ)を装着して、このヒュッケバインボクサーのような重厚な姿になるのだな」と理解してくれるはず・・・そう考えておりました!
そして出来た、R-SWORDがこちら!!
【結果②】 30点。結局伝わっていませんでした

AI(Nano-banana)は、このヒントの画像を見ても、残念ながら十分には理解してくれませんでした・・・。
くそ!だが、かっこいい!!R-1にはパワード形態がないので、まさにこれは「R-1パワード」という名にふさわしい機体になりました!!最高です!!!!
・・・うん、違う。
今回の主旨は言ってる通り、「R-SWORDなの!R-1パワードを作ってくれなんて一言も言ってないの!!」
相変わらず、素体(この時点までに生成されたR-SWORD)に、AMボクサーの「意匠」を少しも追加せず、全く迫力のない画像を「R-SWORD(パワード)」として出力し続けたのです・・・
僕は再度、AIに問いかけました。
何故伝わらないんでしょうか?ちゃんと画像見てますか?大きい腕がついてて、そのAMボクサーの中にR-SWORDが収まってるというイメージがなぜ上記のR-SWORDパワードの図になるのですか? R-SWORD自体はまぁ及第点です。でもR-SWORDパワードは30点くらいです。 とにかくAMボクサーを装着してください。
※注:プロンプト原文は感情的な表現を含んでおりましたが、こちらも便宜上、元の意図を汲んで記載しております。
そしてでてきたのが・・・

ふーん、えっちかっこいいじゃん。
・・・
・・・で、これは何ガンダムですか?
もう一度言いますね。
これは何ガンダムですか!?
そして、右下にご丁寧に「R-SWORD(POWERD)」と書かれてるのが無性に腹が立つ!笑
【再々チャレンジ】 迷走と諦観
そして再々チャレンジしました。ムカついたので。
ぜんぜん違うものになってます。これはネットからガンダムの情報をお前やったらこれでええやろ?的な感じで出してませんか?何度も言いますが全然違います。再度画像をアップするのでそれに沿って再構築してください。
※注:プロンプト原文は感情的な表現を含んでおりましたが、ここでは便宜上、元の意図を汲んで記載しております
と書いて出力させました、すると・・・

・・・なるほど。
これは・・・紛れもなくどこからどうみてもR-GUNですね。
大事なことなのでもう一度言います。
これはR-GUNですねッ!!
誰か上手い絵師さんがR-GUNを少し自分なりにアレンジしました的な?
おかしいな~?舐めてるのかな~?
でも、やっぱりかっこいいんですよネ・・・元がかっこ良いからですね。
・・・って違うだろ!!!!
苛立ちも最頂点!!次だ次!と再々々チャレンジです!
【再々々々々々チャレンジ】
そして数年が経ち・・・様々なR-SWORDが作られました・・・
っていうくらい、もうね何度チャレンジしたことかっていうくらいチャレンジしましたよ。。。
ここからはだーっと行きますよ?プロンプトは・・・まぁもう良いでしょう?笑
僕のチャレンジの成果をご覧あれ!!!!




まとめ:Nano-bananaは更に複雑なものは生成できない
Nano-bananaは、「R-SWORD(素体)」の生成、つまり「R-1とヒュッケバインとR-GUNを混ぜたもの」を作ることは(及第点レベルではございましたが)可能でした。(一番最後の画像が及第点ですな、でもどことなくHi-νガンダム・・・)
しかしながら、「A(素体)に B(プラスパーツ)を装着して C(ヒュッケバインボクサーのような特定の形態)になる」という、【構造】や【関係性】を理解することが、Nano-bananaには根本的に不可能だったようです。
何度「イメージ伝えましたけど?」とヒュッケバインボクサーの画像を提示しても、AIは「R-SWORDパワードです」と言いながら、素体に申し訳程度のパーツを追加した画像しか生成しなくなってしまいました。
AIは「装着する」「中に収まる」といったプロセスや構造的な概念をビジュアル化できず、単に「R-SWORD」と「AMボクサー」という単語の“表面的なイメージ”を合成することしかできなかったのだと痛感いたしました。
今回の挑戦で得られた教訓は、非常に明確なものでしたね。
Nano-bananaのような現在の画像生成AIは、複数の異なる要素を混ぜ合わせる(例:R-1とヒュッケバインの中間)ことや、単純な要素の追加(例:武器を持たせる)は得意です。
しかし、「ある機体が別の機体の中に収まる」「特定のパーツが、別の機体の外殻を形成する」といった、複雑な構造や、パーツ間の論理的な関係性を伴う「装着」や「変形合体」の概念を理解し、それを正確に視覚化することは、現時点では非常に困難である、という結論に至りました。
「R-SWORD」は、及第点までたどり着くことができました。
しかしながら、より複雑な「装着」の概念を含む機体の生成は、AIの限界を痛感する結果となりましたね。
幻のR-SWORDパワードの姿を見ることはできませんでしたが、AIの可能性と限界を知る、非常に興味深い試みとなりました。
今後のAIの進化に期待しつつ、またいつか挑戦してみたいと思います!
おまけR-SWORDのHTBソード(重力剣Gソード)

R-GUNパワードの場合はHTBキャノン(ハイパートロニウムバスターキャノン)なら、R-SWORDはHTBソード(ハイパートロニウムバスターソード)ってな感じでしょうか?
悪くないのですが、今回はツッコミどころ満載な結果で終わりました・・・
またいつかAIが成長し、更に進化したら挑戦しようと思います。
おまけのおまけ(変形プロセス)

そうはならんやろ なっとるやろがい
最後まで御覧いただきありがとうございましたノシ